X、職員買収を試みる凍結回避ブローカー網を摘発 暗号資産詐欺と不正操作に関与と発表
Xは2025年9月20日、同社のプラットフォームを標的にした買収ネットワークを摘発し、対抗措置を講じたと発表しました。
暗号資産詐欺やプラットフォーム操作に関与して凍結されたアカウントの保有者が、第三者の仲介役に金銭を支払い、職員を買収して凍結解除を図ろうとした事案が確認されたということです。
Xは関係アカウントの停止を進めるとともに、関与者に対する法的手続きを開始し、法執行機関への全面協力を表明しました。
同社は、今回の加害者がX以外のサービスも悪用していると指摘しています。
具体的には、Instagram、TikTok、YouTubeといった主要SNSに加え、MinecraftやRobloxといったオンラインプラットフォームが勧誘や拡散、資金調達などの経路として用いられている可能性があるとしています。
さらにXは、関係者が「The Com」を含む広域の犯罪組織とつながっていると明らかにしました。
現時点で組織の詳細や規模、関与の度合いは示されていませんが、国際的な犯罪ネットワークがソーシャルプラットフォームを足場に資金獲得や影響操作を行っている構図が疑われます。
本件とは無関係ですが、日本を中心に一部で流行している「私のTwitterやりとりサークル」「私のTwitter家族」「Twitter家系図」などは犯罪組織の資金源になっている可能性があります。
Xは「法的手続きが進行中」と述べており、今後の捜査の進展に応じて具体的な容疑や責任の所在が明確になる見通しです。
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